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出会いの場

「中大兄皇子と中臣鎌足の出会いの場、遺構を発見」

ヤフーのニュースを見てて、おもわず吹いてしまいました。
「出会いの場」って(笑)

出会いのエピソードっていうのは、コレです。(日本書紀より引用)

偶(たまたま)中大兄の法興寺の槻の樹の下に打毬うる侶(ともがら)に預(くははり)て、
皮鞋(みくつ)の毬のまま脱け落つるをまもりて、掌中に取りもちて、すすみて跪きて恭みて奉る

 
世の中をともにただす貴人を求めていた鎌足(このころは、鎌子と名乗っていたらしい)は、中大兄に目をつけて、なんとか近づくチャンスを狙っていたんですね。皇子が法興寺で蹴鞠の会?をするのを知って、自分をアピールするのにこういうパフォーマンスをしたわけです。

遺跡は「飛鳥寺西」とあるので、境内かその外かはちょっとわかりません。
書紀からは境内っぽい印象を受けますが、記事には「広場」とあります。
蹴鞠のエピソードの真偽はともかく、この場で政治的な行為が行われたことは確実のようです。

ちなみに、鎌足中大兄皇子のまえに、軽皇子孝徳天皇)にも近づいて、信任を得ています。
かなりの遣り手&したたかな人物と拝察されます。

にしても、千年あとに似たことをする人物がいますが、高位の人間に対して自分を印象づけたい場合、おなじようなパターンになってしまうのでしょうか。

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